動画をエンコードする必要に迫られてffmpegを使いはじめた。
ffmpegは多彩な機能と様々なコーデックを備えた定番エンコーダー。コマンドプロンプトで動作するので、バッチファイルを作成することで複数の処理を順次実行したり、大量の動画を一括して処理することもできる。
FFmpeg (公式サイト) – 英語
http://www.ffmpeg.org/
日本語版Wikipediaにも簡単な説明がある。
FFmpeg – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/FFmpeg
Windows版ビルドは以下のサイトで配布されている。
Zeranoe FFmpeg – Builds (Windowsビルド)
http://ffmpeg.zeranoe.com/builds/
ffmpegの実行形式
ffmpegコマンドの実行形式は以下の通り。
ffmpeg <入力オプション> -i 入力ファイル <出力オプション> 出力ファイル
ffmpegのよく使うオプション
フレームサイズを指定する。横x縦、単位はピクセル。
-s 352x288 -s 320x240 -s 640x480
ビットレートを指定する。単位はbit/s、kを付ければKbit/sになる。
-b:v 800k -b:v 1500k -b:v 3000k
フレームレートを指定する。単位はfps (frame/s)。
-r 30
ビデオコーデックを指定する。利用可能なコーデックは ffmpeg -codecs でリストされる。
-vcodec h263 -vcodec h264 -vcodec wmv2
オーディオコーデックにaacを使う場合に指定する。以下ページも参照。
-strict -2
AACEncodingGuide – FFmpeg
http://ffmpeg.org/trac/ffmpeg/wiki/AACEncodingGuide
オーディオコーデックを指定する。利用可能なコーデックは ffmpeg -codecs でリストされる。
-acodec aac -acodec wmav2
オーディオサンプリング周波数を指定する。単位はHz。
-ar 44100
ファイルフォーマットを指定する。サポートされているフォーマットは ffmpeg -formats でリストされる。
-f 3gp -f mp4 -f wmv
ビデオ表示のアスペクトレシオを指定する。小数と”横:縦”の比の何れの形式でも指定できる。
-aspect 4:3