「スピードが大事」と常に意識しよう。
「ソフトウェアの戦い」に不可欠なスキル、組織、技術とは何か? – @IT
DX全盛時代、求められる企業、頼られるエンジニアとは?(1)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1708/10/news034.html
017年08月10日 05時00分 公開
事業部門と開発者が共にサービスを企画・立案・開発する例が増えつつある他、技術面では、基盤を選ばず開発成果物をデプロイできるDockerなどのコンテナ技術、ニーズの変化に応じたアプリケーションの機能追加・改修を容易にするマイクロサービスアーキテクチャ化などが注目されている。ChefやAnsibleなどサーバ構築自動化ツールを使ってデプロイ先を自動的に用意したり、「Kubernetes」などのコンテナオーケストレーションフレームワークを利用して、コンテナイメージの配信を自動化したりする方法も多くの企業の関心を集めている。
というのも、競合が多くニーズの変化も激しい中では、サービス企画も陳腐化するスピードが速い。リリース後も二番手、三番手のライバルが新たな付加価値を載せてサービスを出してくる中では「スピード」こそが差別化の要件となるためだ。このためには、CI(継続的インテグレーション)によりビルド・テストを自動化して“速く作る”だけではなく、各種自動化によってCI/CD(継続的デプロイメント)のパイプラインを構築し、「速く作り、速く届ける仕組み」が求められる。以上のような技術をいかに選び、組み合わせてこの「仕組み」を作るかが、勝負の1つのカギとなっているのだ。
だが「速く作り、速く届ける」ことは、あくまで競争参加の前提にすぎない。ITサービスという“体験価値の競争”に勝つためには、より新しく、より優れた付加価値を常に追求し続けることが求められる。