Laravelで新規プロジェクトを作成し、SQLiteデータベースを使用するための初期設定手順を以下にまとめました。
1. Laravel プロジェクトを作成
まず、Composerを使用して新しいLaravelプロジェクトを作成します。
composer create-project laravel/laravel my_project_name
cd my_project_name
2. SQLiteデータベースファイルを作成
SQLiteはファイルベースのデータベースなので、プロジェクトディレクトリにデータベース用のファイルを作成します。
touch database/database.sqlite
※ Windowsでは以下のコマンドを使用して空のファイルを作成できます:
echo. > database/database.sqlite
3. .env
ファイルの設定を更新
Laravelの設定ファイルである .env
にSQLiteを設定します。
DB_CONNECTION
を sqlite
に変更し、以下のようにします:
DB_CONNECTION=sqlite
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=/absolute/path/to/database.sqlite
DB_USERNAME=null
DB_PASSWORD=null
データベースパスはプロジェクトディレクトリ内のファイルを使う場合、相対パスを指定できます。
例えば:
DB_DATABASE=./database/database.sqlite
4. Laravelの設定キャッシュをクリア
環境変数の変更を反映するために、設定キャッシュをクリアします。
php artisan config:clear
5. マイグレーションを実行
必要に応じてLaravelのデフォルトのテーブルを作成します。
php artisan migrate
これでSQLiteデータベースが使用可能になります。
6. 動作確認
次に、簡単なルートを作成してデータベース接続を確認します。
例として、以下のルートを routes/web.php
に追加します:
use Illuminate\Support\Facades\DB;
Route::get('/test-db', function () {
try {
DB::connection()->getPdo();
return "Successfully connected to the database!";
} catch (\Exception $e) {
return "Could not connect to the database. Error: " . $e->getMessage();
}
});
ブラウザで http://localhost:8000/test-db
にアクセスし、接続確認のメッセージが表示されれば成功です。
これでSQLiteを使用したLaravelプロジェクトの初期設定は完了です。必要に応じてマイグレーションやシーディングを進めてください!